パソコンの購入に失敗しないための、お金をかけるべき3つのポイント

初めてパソコンを買おうと考えた時、『必ず』『全員が』『ここで』悩むポイントがあります。

予算が限られているので、何を優先して選べばいいのかわからない。

初めてパソコンを購入しようとしている、あなたの悩みにお答えしましょう。

目次

パソコンを購入する際に、お金をかけるべき順位

  1. メモリーの容量
  2. ストレージの種類
  3. CPUの速度(パソコンのグレード)

何度もパソコンを購入して慣れている方や、動画編集や3Dゲームをしたいなど具体的な用途が決まっている方には当てはまらない場合がありますが、初めて購入を検討しているのであれば、上記の順に費用を割り当てて頂ければいいかと思います。

上記の順位の理由を説明する前に、日経クロステックが行ったアンケート『パソコンに対する不満』のグラフをご紹介します。

出典:パソコンに対する不満、独自調査で判明した事実

下記グラフは『とても不満/やや不満』の割合が高い順に上から並んでいますが、不満の割合が最も高い項目が『起動の速さ』という結果になっています。

当課を開設して初めて頂いたご依頼も、『パソコンの起動が遅いのでどうにかして欲しい』という内容だったこともあり、非常に納得感の高いアンケート結果となっております。

このグラフを踏まえて、パソコンを購入する際のお金をかけるべき順位の解説をしていきます。

お金をかける優先順位の解説

1位 メモリの容量 ← 一切ケチってはいけない。最優先で最大容量を。

2021年現在、パソコンを購入しようとした際、メモリの容量は『4GB』『8GB』『16GB』のどれかを選ぶことが多いですが、ここでは悩まずに『16GB』を選択して欲しいと課長は考えます。

理由1:搭載しているメモリを全てWindowsで使用できるわけではない。

パソコンでメモリと言うと、『システムメモリ』『ビデオメモリ』の2つを指します。

システムメモリ:Windowsや色々なソフトウェアを起動したり、処理をしたりするためのメモリ。
ビデオメモリ:パソコンで処理した結果を、モニタやテレビに表示させるためのメモリ。

パソコンメーカーのカタログには、両方を足した容量が記載されているため、実際にWindowsで使用できるメモリはカタログより低い事になります。

Windowsが使えるメモリが少ない ⇒ 起動が遅い ⇒ 非常に不満を感じる

理由2:パソコンに慣れてくると、色々な事が出来るようになる。色々な事をしたくなる。

パソコンでは、本当に色々な事が出来ます。

  • ExcelやWord等のビジネスソフトで仕事をする。
  • Youtube等の映像を楽しむ。
  • 友達とビデオ電話をする。

色々なことが出来るようになると、必要なメモリがどんどん多くなってきます。

Windowsではメモリが少ない状態でもアプリをどうにか動かしてくれますが、起動も動作も非常に遅くストレスを感じる事が少なくありません。

Windowsが使えるメモリが少ない ⇒ 動作が遅く不安定 ⇒ 非常に不満を感じる

2位 ストレージの種類 ← 容量の大きいHDDよりも、小さくてもSSDを。

ストレージを選択する際、悩まずに容量の大きいHDDよりも、小さくてもSSDを選択して欲しいと課長は考えます。

理由1:Windowsの起動で一番影響が大きいのはストレージのスピード

Windowsの起動やアプリの起動に一番影響を与えるのは、ストレージのスピードです。

搭載されているメモリの容量が十分であれば、起動時間が数倍異なることも珍しくありません。

まさに、『パソコンに対する不満』を最も効果的に解決する選択肢が『SSD』になります。

HDDとSSDの技術的な差異については、パソコン専門誌や各ホームページで詳細に言及されている所が多数あるので当課では割愛致します。

理由2:容量の追加は比較的容易に出来る

とはいえ、こんな要望があることもわかります。

  • 家族の写真や愛猫のビデオを沢山保存したい。
  • スマートフォンのバックアップを取りたい。

そんな時は、USB接続の外付HDDを購入しましょう。

ヤマダ電機やビックカメラ等の家電量販店、Amazonや楽天等のネットモールでは、USB接続の外付HDDが沢山売っています。

必要な容量を、必要になった時に追加出来るのが外付HDDの良さ。

そして、使い方もパソコンのUSBに挿すだけなので非常に簡単。

パソコン本体のストレージはスピード重視で、容量は必要に応じて追加するのが、一番コスパのいい選択肢と課長は考えています。

3位 CPU ← 残った予算でグレードを上げよう。

上記の2点(メモリとストレージ)を適切に選んだ上で、まだ予算に余裕がある場合、購入するパソコンのグレードを上げる事を検討してもいいかもしれません。

パソコンのグレードの上下は、概ねCPUのグレードの上下と一致する。

CPUのスピードは、パソコン全体のスピードに影響するため、パソコンのグレードを上げると『全体的に』快適になります。

しかし、その影響度はメモリを増やしたり、ストレージをSSDに変えたりした時ほどの変化はありません。

不満を感じないパソコンを購入したいのであれば、優先されるのはメモリの量とSSDが鉄則です。

最後に 限られた予算で、費用は満足出来るところに。

如何でしたでしょうか。最初にも記載致しましたが、何度もパソコンを購入している慣れた方や、動画編集や3Dゲームをしたいなど具体的な用途が決まっている方には必ずしも当てはまるものではありません。

しかしながら、一般的なインターネットやビジネスソフトの利用、ビデオ通話等をしたいという方には、十分に満足出来るパソコンを選ぶことが出来るかと思います。

パソコンを使うと色々とお金がかかります。

パソコン本体、自分好みのマウスやキーボード、必要なソフトウェアの購入。

Wi-Fi環境を整えるにもお金がかかりますし、インターネット回線の費用ももちろん。

限られた予算の中で、満足出来るパソコン導入の一助となれば幸いです。

今後ともよろしくお願い致します。

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